自転車に乗って風を追う

都内散歩

その他
今日は風もなく小春日和の穏やかな日だった。
妻が趣味にする謡曲と仕舞の秋季例会でビデを撮影を例年のとおり頼まれていた。が、妻の出番は午後2時以降だからそれまでどこかへ寄ってみようと思いながら、ビデオカメラやデジカメと三脚など入れたザックを背負って自転車で出かけた。
国道1号線を五反田-桜田門-竹橋-水道橋をたどり後楽園庭園に行った。当初は巣鴨の六義園にと思ったのだが時間が足らないように思えたので最も近いここにした。
園内は結構な人が入っている。団体もいるが殆どが中年以上の個人だ。夫婦も多い。

池の北岸にあるもみじの古木が日の光を正面からあびて見事に赤い色を広げている。
水面に映った姿も風情がある。
このほかにも赤く色づいた葉や、黄色く色づいた葉もあり、未だ緑のままの葉も日を透かして見ると柔らかな輝きが美しい。
デジカメのシャッターを次々と押していた。

ドーム球場の円形の白い大きな屋根や聳え立つホテルが景観を邪魔しているようにも見えたり、新しい風情を感じたりと複雑な思いだ。

庭園を出て昼食をとるが未だ時間があるので本郷への坂を上り赤門の方へ行ってみた。
と、赤門とは道路を挟んだ正面にある法真寺の入り口に「文京一葉忌」の看板を見つけた。人だかりも見えるので歩道の傍らに自転車を置いて参道を入ってみる。
樋口一葉にゆかりのある寺だそうだ。本堂では一葉の作品朗読があったり、隣接の質店が開放されたり、境内では地元や塩山市の物産販売があったりとにぎわっていた。
今年は新札にも登場したので例年以上の人出だそうだ。

法真寺を出て向かい側の赤門をくぐってみた。
東京で生まれ育ったにもかかわらず、東大入学の経験がないことはもちろん見学でも訪れたことはなくこのとき初めて赤門を通った。
東大の校内をゆっくりと回ってみたがあまりの古色蒼然たる雰囲気に驚いた。
歴史を感じることはもちろんなのだが、時代の先端を行く勉学の場というにはかけ離れた雰囲気と思わざるを得ない。
それにひきかえ三四郎池は思いのほか明るく感じてしまった。

妻の出番に30分ほど前に能楽堂に入りカメラの準備をする。
この能楽堂は母校のすぐ傍らにあったり、父も同門の謡曲を趣味にしていたにもかかわらず
妻のビデオ撮影をするようになるまで入ったことは無かったのだが、もう20年近く毎年この日にくるようになったのですっかりかって知ったる場所になってしまった。
失礼ながら素謡が演じられている間は謡曲のリズムとハーモニーを枕に散歩の疲れからすっかり寝てしまった。

妻が出る仕舞のほかにも舞囃子など入れて連続1時間ほど撮影して終了。妻の衣装バッグを預かってリアキャリアに積み、陽の傾きかけた道を皇居前から霞ヶ関、芝公園、品川と抜けて帰路についた。
家に着いたときはびっしょりと汗をかいていた。それほどに暖かい一日だった。

筑波りんりんロードでを走った自転車クラブの仲間たちはさぞかし快適だったろうとうらやむ。
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by kiyohito-o | 2004-11-23 23:30 | 自転車
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