自転車に乗って風を追う

<   2004年 08月 ( 10 )   > この月の画像一覧

かって我が家のアパートの居た住人

今夜NHK「プロジェクトX」のアンコール版「運命の最終テスト」を見る。
初めて日本語ワープロを開発した技術者達の苦闘の物語はいつもながら感動を与えてくれる。しかし、今夜はそれとは別な感慨を持った。
というのは、最終テストの結果をみて商品化にゴーサインを出した事業部長「都築公男」氏の名が出たからだ。
私の亡父が退職後に備えて新築したアパートに最初に入居されたのが東芝研究所の研究員でお子様が未だ小さかった頃の都築氏だったのだ。
当時は未だ私も高校生で世の中に疎かったが、氏の出身大学からの会報やら電子工学関連の学会報やらの郵便物を氏の部屋へ届けるたびに「この人はすごいことを研究しているのだろうな」とは感じていた。
私が民間企業に就職し、氏が勤務する会社の電子計算機のユーザの立場になり、ユーザ会報から氏が計算機事業部長になられているのは知っていましたが、今夜の番組でワープロ製品化の決定者であったことを知るにつけ「やはり重要な仕事をされたのだ」と感じました。氏が我が家のアパートに住んでから2年後くらいだったか健康を害され自宅療養されていたのを、隣室の住人からの申し入れがあったにせよ、亡母の部屋明け渡し要求にいやな顔をせず応じられたことをいまさらながら申し訳なくおもいだします。
そういえばあの頃は日航のパイロットだったり、航空自衛隊のジェットパイロットだったりエリートだった方が住人だったのは地の利が良かったのと新築ということがあったのでしょう。
年数を経るにつけ住人に変化が現れ管理人の立場から「人生いろいろ」を垣間見させてもらいました。
[PR]
by kiyohito-o | 2004-08-31 22:46 | 雑感

天竜川流域自転車ツーリング

a0009647_17144267.jpg
残り少ない夏休みの4日間天竜川の流域を自転車で走る旅に出てみました。
もっとも有名な景勝地「天竜峡」はやはりすばらしい景観だったと思うのは自転車できたことと時間も早かったからでしょうか。
岡谷からここまでそれほど苦無くきたものの、ここからが大変な行程になるとは。
国道151号線は南に向けて高度を増していくので天竜川ははるか眼下になってしましました。
後半は暑さとのぼりで辛い旅になりました。
[PR]
by kiyohito-o | 2004-08-30 17:37 |

時が移れば変わる

先日、元の勤務先の先輩宅を訪問した。
自宅から自転車で約25キロを2時間ほどだから自転車仲間でいう「ポタリング」(散歩の意)にも物足りない距離かもしれないが、このところあまり乗っていない身にはちょうど良い。
しかも、お宅へ上がりこんでから6時間弱も楽しく談笑させていただいたから往きの疲れはまったくなく、帰路は夜間の雨中走行となったものの顔にあたる雨の冷たさがむしろ心地よかった。

ここのお宅は国道からずっと入り込んだ旧東海道の道筋に近く、「権太坂(ごんたさか)」という名の急坂や旅人が脚を止めてお参りがてらに休んだであろう「境木地蔵尊」があり、その先には最も江戸寄りで現存する一対の一里塚「品濃一里塚」も大きな木が盛り土の塚の上で枝を広げている。

3年ほど前に旧東海道を自転車でたどろうと企て、日本橋から走りだした初日にここを通過したのだがそのときはお宅の住所や電話番号を記したものを持ち合わせなかったのと、先を急ぎたかったのとでお伺いすることは出来なかった。
わずか3年だが、このあたりの様子が変わっていることはすぐ知れた。
地蔵尊の前の道路は自動車がようやくすれ違えるほどの狭さで、徒歩で旧街道を訪ねる人が塀に身体を預けるようにして自動車をさけるほどであったのに、道幅は広くなっていた。

いや、変わったのはそれだけではなかった。
なんと地元の菓子舗が地蔵尊や坂および一里塚の名を冠した和菓子を創作し菓子博覧会で受賞したものを販売している。先輩宅でお土産に頂いたものを食してみると中々に美味しい。立派にお茶受けになるものだ。

旧東海道は徳川家康が江戸に幕府を移し、時をおかず主要五街道を制定してから一昨年が400年になるというので、かかわりのある地域の業者や自治体があちこちでこれにあやかった地域活性化を目論んだが、これもその一つのようだ。
400年というのを契機にTVや雑誌などの企画ものや書店に並んだ数多くのガイドブックなどで広く知れ渡るようにり、それまで何の変哲もなかった場所や地域に他所から多くの人が訪れることが変化をもたらしたのだ。

旧街道などは単なる生活道路と化したところも多いが、改めていわれを知ってみると面白い。その面白さが、結局は私を京都までたどらせる力になったでした。
もう一度、機会を得て旧東海道をたどってみたいと思っていますが、そのときはまた先輩宅へ寄らせてもらおうかとも。
[PR]
by kiyohito-o | 2004-08-24 15:34 |

最適な居場所

猛暑が続くこの夏、3度目の夏を迎えた愛犬「チャコ」は比較的暑さに強いようだ。
a0009647_938855.jpgとはいってもさすがに食欲は多少落ちているし、横になっていることが多い。
我が家は建物の東側と北側そして西側の玄関前までを「チャコ」が自由に行動できる場所に開放している。
玄関前は我が家で一番涼しい風が通るところで、いち早く「チャコ」はそれを見つけた。
ここなら涼しい上に家族が出入りするので必ず顔を合わせられるし、外部の人が来たときも分かりやすい。更に玄関の戸を開け放しているから家族がトイレだ洗面所だ風呂場だと行き来するのも見えるから家の動静が確実に窺える。
実に夏場は最高の場所なのだ。

冬になると東側の陽のあたる場所にいる。
小屋の中へ陽が入るときは小屋の中でいい気持ちそうにして寝ている。
動物は本能的に最適な居場所を探すことができる。
それに引き換え人間、特に日本の現代人は他からの情報に頼りすぎてはいないだろうかと思う。
自分には自分にあった環境というのもあるだろうに、他人が良いというからそれをまねてみる。少し立つと不満が出てくる。その不満を他人のせいにしたがる。
自分で選んだのだから自分の責任なのに。
[PR]
by kiyohito-o | 2004-08-19 09:39 | ペット

夜景が価値を更に高める「ぶどうの丘」

山梨県勝沼といえば全国的にもワインでその名を知られている。
旧盆の昨日、妻の実家へ墓参にでかけ、帰途は勝沼町が一望できる丘の上にある町営の観光施設「ぶどうの丘」へ立ち寄り、温泉につかりレストランで食事をした。
ここは全国一のぶどうの産地とほこる勝沼町が観光客誘致のために開設した施設で、当初はワインカーブを持つ売店と国民宿舎的な宿泊施設だけだったのだが、評判を得たことから順次施設を増強し、今はワインに合う本格的な肉料理を出すレストラン、眺望のすばらしい温泉、美術館、イベントホールなどをそなえた総合観光施設となった。
ここが人気を博するのはひとつに360度の眺望が得られる小高い丘の上にあるという立地条件と、170にも及ぶ銘柄のワインの試飲ができるワインカーブそして日量200トンの天然温泉があるからだろう。
妻の実家に近いことからこれまでにも幾度か来たことはあるものの、昨日は初めて温泉に入りレストランで夕食をしたがそこで改めて立地条件のすばらしさを知った。
小高い丘の上というだけではどこにでもありそうだが、ここはもうひとつすばらしいものがあるのだ。それは夜になると甲府盆地に広がる塩山、山梨市、石和市などの明かりが宝石箱を開けたようなきらめく夜景が広がるからだ。
この夜景は、JR中央線の勝沼駅ホームからもみることができるので、これまでも幾度かその美しさを見知ってはいた。しかし露天風呂からあるいはレストランから眺める夜景はもっとすばらしかった。宝石箱が近くなったせいかもしれない。
この夜景があることで「天空の湯」と名づけられた風呂も、ワインをのみがら食べる料理もひときわ上等なものになってくる。
公共企業体が設置運営する施設はなかなか採算がとれず、年を経るごとに急速に施設は老朽化して例が多いようだが、ここはよほど収益をあげるのか発展している。
春の桃源郷、夏の桃やぶどう狩り、秋の紅葉狩りといった楽しみもあり宿泊施設も空きは少ないようで、予約も難しそうだ。
言い忘れたが、晴れた日ならば昼間もすばらしい。甲府盆地を取り巻く南アルプスの山並みが広がるからだ。
今この勝沼町は近隣の6市町村で合併協議会がもたれており、つい先日(7/28)まで、新市名の募集を行い、17年3月に新市誕生となる予定でいたのだが、山梨市が離脱を決定して振り出しに戻ったという。
はてさて、合併は各地域にどんな功罪をもたらすのであろうか?
[PR]
by kiyohito-o | 2004-08-15 10:35 |

便りなきは無事な報せ

a0009647_9123062.jpg末娘がカナダのトロントへワーキングホリデーを利用して日本を離れてから1ヶ月半を過ぎた。1年間も海外へ出かける家族は私も含めて我が家にとっては初めての経験だ。
次女が中学生のときに区教育委員会による海外派遣で2週間ばかりアメリカ西部へ行って以来のことでもある。
今年初め、末娘は突然にカナダへ行ってくるからと言い出して我々夫婦を驚かせた。
この娘は幼稚園に入るまでは外へ出ると親の手を握り締めて絶対離そうとしないほどに臆病だった。それが小学生3年生の夏だったかクラスメートと二人で私鉄のスタンプラリーに出かけてから急に一人で出かけるような活発さを見せるようになった。
みるみる間に親離れしていった。
高校も自分で新設の単位制高校を選び、高校を出ると演劇学校へ通う。それからも英語の勉強だ、声楽のレッスンだ、ダンスのレッスンだ、ホームヘルパーの資格をとるのだと積極果敢に取り組んでいく。その先にあったのがカナダ行きだった。

カナダへ行って1ヶ月の間は当地の語学学校へ通っていたこともあり、学校のパソコンを使ってしげくメールを送ってきたが、通学も終わりホームステイ先を退いて友人と部屋を借りて生活をするようになってから便りは少なくなった。
仕事は見つかったのだろうか、部屋のオーナーはどんな人なのか、町の治安はどうなのかと親にすればたくさんの心配があるが、当人は至極楽しく楽しんでいるようである。

ふと、思う。
いきなりこちらから訪ねていって驚かせたいと。
しかし、それもままならないから「便りなきは無事な報せと」思うことにしよう。
[PR]
by kiyohito-o | 2004-08-11 09:15 | 雑感

庭の日陰で寝そべっていた愛犬「チャコ」がa0009647_92223.jpgやにわに起きだして南天の根元にダッシュした。
何を見つけたのかと眺めていると穴から這い出して脱皮のために南天の細い幹に取り付いているの幼虫をみつけたのだった。幼虫の背中が割れて既に殻から出ようとしているところだったので、その音を「チャコ」が聞きつけたものらしい。
南天のそばには幹の太さが20センチばかりになった木蓮の木があり、その根方の地面には1センチほどの穴がいくつもある。これはどれも蝉の幼虫が出てきたところのようfだ。
気がつけば木の幹だけでなく家の壁にも、しばらく出しっぱなしにしてあったブルーシートにまでも抜け殻を見つけることができた。
生憎と私は軽度の聴力障害が出ているので蝉の鳴き声も聞こえなくなってしまったが、この夏もかなり騒がしくアブラゼミが鳴いているらしいが、そのうちの何分のいくつかは我が家の庭から巣立っていったのだろう。
蝉は成虫になってわずか1週間から2週間という。地面の中で過ごす幼虫の期間は実に7年と聞く。だからよく蝉の一生を人間のそれに例えられることも多い。

「チャコ」は夕方の散歩途中で、植え込みの近くを嗅ぎまわっていて突然目を凝らし始めた。と思うまもなく何かが飛び立っていった。私も目でそれを追いかけてみると蝉だった。「チャコ」も顔を空に向けて蝉の行方を追っていた。
どうやら「チャコ」は蝉を格好の遊び相手としたようだ。
[PR]
by kiyohito-o | 2004-08-10 10:08 | 歳時記

猛暑にみる涸れた人心

この夏は東京の場合で連続30数日も真夏日となっている。
このところ朝夕は多少気温が低くなったようにも感じるが日中は30度を越えるようになり、狭い我が家の庭の木々や草花はぐったりとしている。そこで、夕方だけでもとホースで水を撒いてやるので枯れずにいる。
しかし、外へ出てみると道路脇の植え込みはかなり枯れて赤茶けてしまっているところもある。道路管理者の役所でも散水の手立てはしていないようだし、付近にある人家から誰も水をやりにくることもなったのだろう。
いや気をつけてみると道路の植え込みどころか、マンションの敷地内にある植え込みすらも枯れているところが目に付く。立派なマンションの出入り口であるのに誰一人も気にかける住人はいないようだ。管理人がいるだろうにと思ったのだが今は住み込みの管理人はすくなく、管理会社から昼間だけ派遣された人がいるだけとかで、彼らも手がいっぱいなのか指示された範囲の作業で無いからなのか一杯の水やりもしないのだろう。
手を尽くして駄目ならやむを得ないが何もせずに枯らしてしまうとういうこの有様は現代の人心を表している。環境破壊から自然を守ろうと声がかかる割には身近なところで何もしないというちぐはぐさ。
誰かがやるだろう、何処かの仕事だろうと我関せずの風潮が緑を枯らせているとみる。
人心の潤いが涸れて、緑も枯れているのだ。a0009647_21462055.jpg
[PR]
by kiyohito-o | 2004-08-09 21:33 | 雑感

我が家のペットの犬種は?

a0009647_22113937.jpg先日ペット犬「チャコ」の散歩に出たとき、奥様風の上品な中年婦人に出くわした。
彼女も小型犬(犬種は思い出せない)をつれての散歩途中だ。お互いの犬同志は気が合ったようで尾を振りながら鼻を突き合わせている。
と、彼女はちょっと小首をかしげるような感じで「なんと言う種類ですか?」と尋ねてくる。
「ああ、またこの質問か」と内心いやになった。
これまでも幾度と無く尋ねられたことがあるのだ。
なぜか「チャコ」はそれほどに気になる存在なのだろうか?
あるいは自分の犬は見るからに判断がつく犬種であるが、「雑種」ですか?」と聞けないものだからそう尋ねるのであろうか?などと感じるのはこちらの僻みだろうか?

その「チャコ」であるが、おととしの春彼岸に千葉の柏に在住の未知の人から譲ってもらったものだ。2月1日生まれだというから2ヶ月弱のうちに我が家へ引き取られたきたのだ。
親もMixでそれ以前も定かでないとのことだが、我が家へ来た当初は両の手のひらが余るほどに小さく、身体も細く、毛色は紫がかった茶色で鼻の頭が白く、しかもネズミのような尾をして貧相に見えた。
しかし、未だ寒い季節でもありしばらくは部屋の中で飼うことにした。食事時には足をテーブルにかけないようにしつけたら幾日もせずすぐに覚えてくれたから食事時は胡坐をかいた私の脚の間にうずくまりじっと待っている。そして食事が終えて食器を片付け始めると脚の上から飛び降りじゃれ始めるのだ。
1年もすると身体も大きくなって両前足を交差させる貴婦人ポーズをとるようになって「ただのMix」らしからぬ容姿になったと見えるのは親馬鹿の類だろうか。

そして妻との雑談の中でこれからは犬種を問われたら「スーパーMix」と答えようかなどと冗談話をした。
柴犬のような身体の毛色、シェパードのような黒色の混じった尾、コーギーのような顔と耳、○○のようなしなやかな身体などいろいろに見える犬だから。
[PR]
by kiyohito-o | 2004-08-05 10:10 | ペット

暑い夏が更にうっとうしく

今年の夏は暑い、10年周期に訪れた異常気候だという。
こう暑さが続いては涼しくなる秋口に一気に夏ばてしないかと心配になる。
ただでさえこの暑さにいささか辟易しているのに我が家は更にうっとうしさが加わった。
というのは、数十年住まっていた隣家の主が亡くなって宅地が売却され2棟の分譲住宅が建ち始めたからだ。
以前は朝日が入る方角は平屋だったし、二階だったところも境界から1mちょっとも離れていたからそれほど圧迫感は無かったのだ、しかし今建築中の家は総二階でしかも境界から40センチしか離れていないから目の前に壁が立ちはだかったようになってしまった。
都内で地価が高いから目一杯に土地を使うことはやむを得ないが、面白くないのは建築主や工事責任者の対応なのだ。
個人で建築しようとすれば事前に近隣への挨拶をするのは当然のことと思うし、リフォーム業者は影響の少ないと思われる家まで挨拶に訪れることからして、隣家の工事もそうした挨拶があると思っていたのだが境界部分のブロック塀を作り変える必要がでてきて初めて顔を見せたものの、それも庭先の立ち話で具体的な仕様も示さずに決めようとしたから待ったをかけた。
いわゆる建売業者とはそういうものなのであろうか?
近隣にどのような家を建てるとか、いつから工事を始めるとか、どのような迷惑が及ぶかなどの説明や了解を得ることなどしないのが当然なのであろうか?
これでは工事を実施する作業者が気の毒である。彼らは指示されたようにやっているのに周囲から疎まれてしまう。
また、そうして完成した家の住人となる人たちも最近は挨拶に訪れることが少ないという話も聞く。
親の代から住み続けたこの地域もあちこちで代が変わり売却されて細切れになり、住環境は変わってきた。
古くからいる人間は押し出されそうである。
[PR]
by kiyohito-o | 2004-08-04 11:34 | 雑感