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自転車に乗って風を追う

かって我が家のアパートの居た住人

今夜NHK「プロジェクトX」のアンコール版「運命の最終テスト」を見る。
初めて日本語ワープロを開発した技術者達の苦闘の物語はいつもながら感動を与えてくれる。しかし、今夜はそれとは別な感慨を持った。
というのは、最終テストの結果をみて商品化にゴーサインを出した事業部長「都築公男」氏の名が出たからだ。
私の亡父が退職後に備えて新築したアパートに最初に入居されたのが東芝研究所の研究員でお子様が未だ小さかった頃の都築氏だったのだ。
当時は未だ私も高校生で世の中に疎かったが、氏の出身大学からの会報やら電子工学関連の学会報やらの郵便物を氏の部屋へ届けるたびに「この人はすごいことを研究しているのだろうな」とは感じていた。
私が民間企業に就職し、氏が勤務する会社の電子計算機のユーザの立場になり、ユーザ会報から氏が計算機事業部長になられているのは知っていましたが、今夜の番組でワープロ製品化の決定者であったことを知るにつけ「やはり重要な仕事をされたのだ」と感じました。氏が我が家のアパートに住んでから2年後くらいだったか健康を害され自宅療養されていたのを、隣室の住人からの申し入れがあったにせよ、亡母の部屋明け渡し要求にいやな顔をせず応じられたことをいまさらながら申し訳なくおもいだします。
そういえばあの頃は日航のパイロットだったり、航空自衛隊のジェットパイロットだったりエリートだった方が住人だったのは地の利が良かったのと新築ということがあったのでしょう。
年数を経るにつけ住人に変化が現れ管理人の立場から「人生いろいろ」を垣間見させてもらいました。
by kiyohito-o | 2004-08-31 22:46 | 雑感
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