6月29日の夜行「あけぼの」で東能代へ出て、翌7月1日さらに五能線で十二湖駅まで輪行。
まずは十二湖駅から十二湖の青池まで走る。
青池のインクを溶かしたような神秘的な色い満足して、日本キャニオンの白い肌を遠謀しながら海岸沿いの道へ下る。
ウエスパ椿山で昼食。
40年前には五所川原から五能線に乗って眺めた景色を、今度は自転車で北上していることに感慨を覚えつつ走る。
道路も割合と路面がいいし、自動車もあまり多くないので走りやすい。
千畳敷で少し長い休憩。
ホームには派手なペイントを施した「リゾートしらかみ」が停車した。五能線には旧式の車両が似合うような気がするのだが。
むつ赤石から海岸沿いの道を鯵ヶ沢市街地に入り、さらに北上して「イカ焼き街道」の先で「むつ森田」にあるリゾート施設の「地球村」へ長くゆるいのぼりを走る。
この日はここに宿泊。部屋に荷物を置いて早速温泉で疲れを取る。
夕食間じかに次女の婿さんの両親と兄の一家が総勢で訪れたので、一緒に食堂で夕食をとりながらしばし談笑。
自宅はここから南へ5キロほどのところだが、りんご畑の手入れに忙しい時期でもあるのでお宅への訪問を遠慮していたのでわざわざ宿へたずねてくれたのだった。
翌日朝7時過ぎに前夜の約束どおり車で宿まで迎えにきていただきりんご畑に案内してもらった。生憎と岩木山の姿は雲に隠れて見えなかったが、それでもその裾野であることはうかがい知れた。
りんご栽培お苦労話を伺ったのち、車で鶴田町の「つがるふじみ湖」まで送っていただいた。
つがるふじみ湖は廻堰大溜池という人造湖だが、白鳥をイメージした木製の人道橋がかけられ、湖畔の日帰り温泉施設とあわせて観光の目玉にしているようだった。
つがる富士見湖から板柳町をとおり、大釈迦峠を越えて青森駅まで走る。
天気もすっかり回復して暑くもなり、だらだらのぼりが堪えてきたが国道7号線の大釈迦峠付近で冷房の効いた蕎麦屋でほっと一息つくことができた。
ここから先は青森市内までくだり一方で予定より早めに駅に到着。
輪行の準備をしても十分な余裕が持てた。
わずか2日間のツーリングだったが満足感のある旅だった。